緑の森博物館園路巡回 [植物]
緑の森博物館の園路巡回に行ってきた。
中尾さんによる公式記録はこちら
自宅から緑の森博物館まで徒歩で1時間と少し。途中で目にとまったのがこちら。
休んでいただけなのか、巣穴なのかはわからないが、垂直の壁なのでヘビはまず登れないだろう。
春の野は花盛りでスミレはタチツボスミレ、マルバスミレ、ニョイスミレの3種類を見つけた。
里のソメイヨシノはそろそろおしまいだがヤマザクラは見ごろ。
とはいっても葉が同時に出るのでソメイヨシノのような華やかさはない。ほかに木の花はアケビ、ニワトコ、アオキ、エノキの花が見られた。
アケビ
ニワトコ
エノキ
去年の秋に見に行った、新国立劇場でやっと上演されたワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」にはニワトコのアリアというのがある。第二幕で主人公のハンスザックスが「ニワトコのいい香りだ。優しく、生命力にあふれている!この香りを吸い込むとリラックスして、詩的な気分になる。」(オペラ対訳プロジェクトから引用)と歌う。
ちょっと今咲いているこの花のイメージとは合わない気もするが、実はヨーロッパではこの花からシロップや酒を造ったり、薬草としても利用されるらしい。日本語でもニワトコは「接骨木」と書くので薬草としての利用はあったのかもしれない。
そろそろまたオペラを見に行きたくなってきた。
巡回を終わって案内所の前の水鳥の池を見ると去年根元が腐って池に倒れこんだヤマザクラに花が咲いていた。
花のついた枝と幹は根からは離れているのだが、池の水につかっているため生きのびて花まで咲かせたらしい。サクラは全体に独特のかおりがあるため腐りにくい(桜の葉はなかなか堆肥にならない)のが良かったのか。もし根付いたら緑森の新しいシンボルツリーになりそうだ。
帰り路ではニリンソウやカタクリの花を見ることができた。
比良の丘は花盛りだった。
大きな写真はこちらから
タグ:ニワトコ
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