イチヤクソウとシャクジョウソウ、ムサシアブミ [野草]
梅雨の晴れ間の狭山丘陵で、イチヤクソウとシャクジョウソウが咲いていた。
イチヤクソウ
シャクジョウソウ
イチヤクソウは半寄生植物、シャクジョウソウは葉緑素を持たない寄生植物だ。どちらも姿からは想像できないがツツジ科の植物。薄暗い森の奥にひっそりと咲いていた。
別の場所にはムサシアブミが咲いていた。
不思議なクモの巣を見つけた。
はじめはクモの巣に雨滴がついているのかと思ったが、そうではないらしい。クモが作った「隠れ帯」というものらしい。
梅雨の林では他にホタルガ、トラフシジミ、シロコブゾウムシ、アカサシガメを見つけた。
アカサシガメの口は恐ろしい。刺されたら大変。
東川の畑 [家庭菜園]
東川の畑についての記録。
小玉スイカは一本だけでは結実しないことがあるので、2本を追加したが、そのうちの一本はウリハムシにやられかろうじて生きている状態。メロンも初めに植えたのはウリハムシに食われ、植えなおした。
植えなおしは行燈(アンドン)で囲ってある。写真で一番手前のスイカの1本は順調に生育している。空中栽培用のネットを張っている。
アーティチョークの苗を植えた。買ったときにすでついていたつぼみが大きくなってきた。実は近所の畑で昨年秋にアーティチョークの花柄をもらい、4月ごろ種をまいたのだが発芽しなかった。暖かくなってもう一度播いてみたがどうなるか。
ズッキーニは2本、カボチャは8本植えた。やはりウリハムシの被害がある。
ウリハムシは酢と焼酎とニンニクとトウガラシを合わせたストチュウで防げるというので試しているが劇的な効果は見られない。行燈を立てるのが効果があると聞いたので、はじめ肥料袋を半分に切って40センチほどの高さにしたが、効果がなかった。あとから40センチを継ぎ足し、少し効果が出ている。とにかく苗のうちにウリハムシにやられると致命的になる。これからも害虫との戦いは続くだろう。
妻が人参、ほうれん草、水菜は種を直播きにして育てた。人参はあまりよくないがほうれん草、水菜は育っている。ただしほうれん草はすぐにとう立ちしてしまった。
サツマイモとムラサキイモは合計10本植えてすべて活着したようだ。手前の3本がムラサキイモ。福井へ旅行中に買ったものだが大変元気。
小手指ヶ原の畑からはニンニク、ジャガイモ、ソラマメを収穫した。
ジャガイモの収穫で気づいたが、小手指ヶ原の畑の土は柔らかく軽く野菜の生育に最適の土だった。それに比べると東川の畑は長年耕作されていないので固く、粘土と砂利も混ざっている。4~50センチ掘ると固い粘土層に突き当たり、支柱も通らない。何年たったらこんな土に変わるのか不安と期待が高まる。
ソラマメは2週間ほどまえから熟したものを数回収穫してビールのつまみに楽しんだ。6月1日に残りすべてを収穫し、チャーハンにいれおいしく食べた。あとはジャガイモが今回と同量程度と赤玉ねぎを収穫して小手指ヶ原の畑は終了となる。
みどり森定期巡回 [昆虫]
6月2日、木曜日の緑の森博物館定期巡回に参加しました。ヒメザゼンソウの開花が新聞で報道され、平日にも関わらず来場者が多くにぎわっていた。ヒメザゼンソウは埼玉県では絶滅危惧種とされているが、博物館案内所すぐそばの北向きの斜面に見られる。
ヒメザゼンソウ以外の春の花は一段落という感じで、巡回では昆虫の観察が多かった。ヒメザゼンソウの斜面でまず見つけたのはヒゲナガハナノミとエゴツルクビオトシブミ
続いてイトカメムシの一種、シリアゲムシ、ミスジガガンボ
ハート形の食痕の裏にいたヒメシロモンドクガの幼虫はかなりインパクトのある外見。
ヒゲナガサシガメ
イチモンジカメノコハムシの幼虫は脱皮した殻を背負っている。
成虫も同じムラサキの木にいた。
マダラアシナガバエはハエの一種だがなんとも美しい。
キベリクビボソハムシ
アオクチブトカメムシはかなり大型のカメムシ。存在感があった。
シマサシガメは刺されると相当痛いらしい。自宅の庭でも時々見るので要注意だ。
テングチョウ
ダイミョウセセリは鳥の糞を舐めていた。
コガネグモ
大きな写真はこちらから。