文化会館でトゥーランドット [音楽]
7月13日プッチーニのオペラ トゥーランドットを上野文化会館で見た。今回の公演は東京では新国立劇場と文化会館の二箇所で上演。ほかに琵琶湖と札幌でも上演があるらしい。初台の切符を取りたかったのだが、C席14000円までは瞬く間に無くなって、かろうじて上野の席が取れたのだった。大野和士が新国立劇場の芸術監督になって本人が指揮をするのはオープンの魔笛に続いて2演目め。本当はもっと振ってほしいところだが。曲目がプッチーニの最高傑作となれば売り切れ止む無しだろうか。
歌手はダブルキャストで今日はタイトルロールがジェニファー・ウイルソン、カラフがデビッド・ポメロイ、リューが砂川涼子、ティムールが妻屋秀和。今日は二日目の公演で初日はイレーネ・テオリン、中村恵理といったキャスト。かつての新国では、外国人歌手が中心の表と日本人が中心の裏キャストがあったが、今回はどちらともいえない感じ。結論から言えば、歌手、指揮、オーケストラ、合唱はすばらしい公演、演出はもうひとつかな。
文化会館の音響は初台と比べるとややドライ、残響が少ないが、響きはいい。新国立劇場は全面が木材の贅沢なつくりで、直達音と残響が絶妙のバランス。文化会館は一部に打ちっぱなしのコンクリートと天井に吸音版?がある。正面の2~5階席はやや奥まった位置にある。奥行きが長い。1962年竣工の建物なので当時音響設計がどれだけなされていたのか、わからないが、とにかく音が明瞭(すなわち残響が少ない)がよく響くホール。今日は4階R2列13番で聞いた。新国立劇場と決定的に違うのは舞台の見え方。2列目の席だったので前席とモロニかぶる。新国立ではここまでかぶることは無い。最も舞台側に座っていたのが大柄の人だったせいもあるが。
オーケストラは大野の手兵バルセロナ交響楽団。スペインのオーケストラ。普段聞いている日本のオーケストラに比べると緻密さは無いが、そのぶん勢いの良さがある。それにしても木管はもう少し繊細にやってほしいと何度か感じた。
歌手ではカラフがよかった。カナダ人のテノールだ。文化会館でよく通る声が聞いていて気持ちいい。そして砂川と妻屋はいつもながらすばらしい。安定した歌唱。タイトルロールは決して悪くないが、この高音が連続する難しい役で聴衆を満足させるのは本当に難しいだろうと思う。この役はほとんどの歌手は歌いきるのが精一杯。プラスαがあるのはニルソンとかほんとに限られた歌手な気がする。
合唱は新国立、琵琶湖、藤原の混成部隊のようだが本当にすばらしい。ヨーロッパの歌劇場の合唱でもここまでそろっていて、しかも聞かせてくれる合唱はない。三浦洋史ブラボー。
大野の指揮は、それほど個性を感じさせるような音楽ではないが、どこをとっても充実した重みのある音楽だったと思う。とにかくどこを切り取っても、もう少し早くとか遅いほうがいいのではとか感じない、流れが一貫した音楽だった。
最後に演出だけは一寸わからない。冒頭から、解説を読んでわかったことだが、トゥーランドットの祖先の姫が外国の王子から受けた屈辱をあらわしているらしいが、舞台を見ていてもそんなことは理解でない。ピンポンパンが1幕2幕では粗末な衣装であらわれる、われらが砂川もひどいメークアップ。狭い舞台にやたらと多い人物。掃除機やら武器もった役人? 3幕ではピンポンパンは白装束。最後の最後に、本来はハッピーエンドの舞台で、トゥーランドットは刀を抜いて自決する。とにかくわからないことだらけ。おそらく今の時代カラフすなわちヨーロッパがトゥーランドットすなわちアジアや中東をそう簡単に屈服できないことを言いたいのかと思うが、ゼフィレッリみたいにとはいわないが、もう一寸豪華さとかあってもという感じだった。
歌手はダブルキャストで今日はタイトルロールがジェニファー・ウイルソン、カラフがデビッド・ポメロイ、リューが砂川涼子、ティムールが妻屋秀和。今日は二日目の公演で初日はイレーネ・テオリン、中村恵理といったキャスト。かつての新国では、外国人歌手が中心の表と日本人が中心の裏キャストがあったが、今回はどちらともいえない感じ。結論から言えば、歌手、指揮、オーケストラ、合唱はすばらしい公演、演出はもうひとつかな。
文化会館の音響は初台と比べるとややドライ、残響が少ないが、響きはいい。新国立劇場は全面が木材の贅沢なつくりで、直達音と残響が絶妙のバランス。文化会館は一部に打ちっぱなしのコンクリートと天井に吸音版?がある。正面の2~5階席はやや奥まった位置にある。奥行きが長い。1962年竣工の建物なので当時音響設計がどれだけなされていたのか、わからないが、とにかく音が明瞭(すなわち残響が少ない)がよく響くホール。今日は4階R2列13番で聞いた。新国立劇場と決定的に違うのは舞台の見え方。2列目の席だったので前席とモロニかぶる。新国立ではここまでかぶることは無い。最も舞台側に座っていたのが大柄の人だったせいもあるが。
オーケストラは大野の手兵バルセロナ交響楽団。スペインのオーケストラ。普段聞いている日本のオーケストラに比べると緻密さは無いが、そのぶん勢いの良さがある。それにしても木管はもう少し繊細にやってほしいと何度か感じた。
歌手ではカラフがよかった。カナダ人のテノールだ。文化会館でよく通る声が聞いていて気持ちいい。そして砂川と妻屋はいつもながらすばらしい。安定した歌唱。タイトルロールは決して悪くないが、この高音が連続する難しい役で聴衆を満足させるのは本当に難しいだろうと思う。この役はほとんどの歌手は歌いきるのが精一杯。プラスαがあるのはニルソンとかほんとに限られた歌手な気がする。
合唱は新国立、琵琶湖、藤原の混成部隊のようだが本当にすばらしい。ヨーロッパの歌劇場の合唱でもここまでそろっていて、しかも聞かせてくれる合唱はない。三浦洋史ブラボー。
大野の指揮は、それほど個性を感じさせるような音楽ではないが、どこをとっても充実した重みのある音楽だったと思う。とにかくどこを切り取っても、もう少し早くとか遅いほうがいいのではとか感じない、流れが一貫した音楽だった。
最後に演出だけは一寸わからない。冒頭から、解説を読んでわかったことだが、トゥーランドットの祖先の姫が外国の王子から受けた屈辱をあらわしているらしいが、舞台を見ていてもそんなことは理解でない。ピンポンパンが1幕2幕では粗末な衣装であらわれる、われらが砂川もひどいメークアップ。狭い舞台にやたらと多い人物。掃除機やら武器もった役人? 3幕ではピンポンパンは白装束。最後の最後に、本来はハッピーエンドの舞台で、トゥーランドットは刀を抜いて自決する。とにかくわからないことだらけ。おそらく今の時代カラフすなわちヨーロッパがトゥーランドットすなわちアジアや中東をそう簡単に屈服できないことを言いたいのかと思うが、ゼフィレッリみたいにとはいわないが、もう一寸豪華さとかあってもという感じだった。
オリンパス MC-20 テレコン [カメラ関連]
自宅近くの川でオリンパスの新しいテレコンバーターMC-20の試し撮り。
OMD EMX1と300mm F4.0の間に装着
撮影日は梅雨の真っ最中、曇りであまりいい条件ではない。
ベニシジミを手持ちでマクロ撮影
紙のように被写界震度でピントあわせが難しい。
交尾中のキタテハ
思ったところにはピントが来ていない。
カマキリ
カワセミはかなり近づくことができて10m以内。ノートリミング。何十枚も撮ってベストな一枚。
まだ若いオスの様
エビをとらえたところを15mくらいの距離から撮影 トリミングあり。
木の枝にぶつけて弱らせてから食べる。
ピントが来ている部分の解像はすばらしいが手持ちでのピンとあわせは至難の業
三脚を使えばもう少しよくなるが折角の携帯性が損なわれる。
フォーカスブラケットなどを使えばいいのかも
天気のいい日にじっくりと撮りたい。
OMD EMX1と300mm F4.0の間に装着
撮影日は梅雨の真っ最中、曇りであまりいい条件ではない。
ベニシジミを手持ちでマクロ撮影
紙のように被写界震度でピントあわせが難しい。
交尾中のキタテハ
思ったところにはピントが来ていない。
カマキリ
カワセミはかなり近づくことができて10m以内。ノートリミング。何十枚も撮ってベストな一枚。
まだ若いオスの様
エビをとらえたところを15mくらいの距離から撮影 トリミングあり。
木の枝にぶつけて弱らせてから食べる。
ピントが来ている部分の解像はすばらしいが手持ちでのピンとあわせは至難の業
三脚を使えばもう少しよくなるが折角の携帯性が損なわれる。
フォーカスブラケットなどを使えばいいのかも
天気のいい日にじっくりと撮りたい。