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マーラーウエズンフィルハーモニー東京 [マーラー、巨人]

 4月30日マーラーウエズンフィルハーモニー東京というアマチュアオーケストラの第1回のコンサートを聴いた。プログラムはレオノーレ第三と巨人。レオノーレはマーラーの編曲版、巨人は第1楽章のあとに「花の章」が入る。場所は練馬文化センター大ホール。知人が団員になっていて紹介された。オーケストラの名前にマーラーが入っており、マーラーの交響曲全曲演奏を目指しているという。指揮は佐々木克二。

 1曲目は管のソロでミスがでてその後全体的に委縮してしまった感じ。指揮者も立て直しようがないまま終わってしまった。これでマーラー大丈夫かと思った。

 2曲目も始まりは同じような感じだったが、指揮者が上手に少しずつオケをのせていって、1楽章の後半からはすごく良くなってきた。

 1楽章の後に花の章が入る。実は去年11月のN響の定期で聴いた曲だったのだが、聴きなれた「巨人」の中に入るとおさまりが良いというよりやや違和感がある。単独で演奏した方がいいのではないか。

 4楽章はかなりの難曲と思うが、この楽章が一番良かった。ほかの楽章ではそれぞれの楽員の音楽が溶け合わない感じがあったのが、フィナーレは全員が同じ方向を見て音楽が進み、感動することができた。

 全体的に粗削りなところが多いオーケストラだったがファゴットとティンパニーは安定していた。オーボエもすごく上手なのだが、少し個性が出すぎて、浮いていた感じ。まだ新しいオケなので次回に期待したい。次回は来年3月に所沢でマーラーの6番を演奏する。

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