SSブログ
前の10件 | -

河村尚子、ヴァルチュハ、読響 [音楽]

828日池袋の東京芸術劇場でブラームスのピアノ協奏曲1番とメンデルスゾーンの交響曲「スコットランド」を聴いた。


河村尚子のピアノは力強い。それでいてとても繊細。ピアノ協奏曲第一番はブラームスが二十五歳で書いた曲。ブラームスの協奏曲はピアノのある交響曲とも言われるが、河村は決してオーケストラの中に埋没することはない。どの一音も揺るがすことがなく、しっかりと自分の音を奏でる。「ピアノのある交響曲」だが常にピアノが全体をリードし、若き日のブラームスの情熱的な音楽を表現した。ヴァルチュハ指揮のオーケストラ演奏は立派なものだったが、指揮者の音楽よりも、独奏者の音楽を尊重し、ある意味抑制のきいたものだった。もう少し自らを主張して独奏者と対峙してもよかったのではと思う。アインザッツの乱れも気になった。


アンコールに演奏されたブラームスの小品は晩年のブラームスの内省的な曲。河村は協奏曲とは全く違う音楽を選び、繊細でいて密度の濃い演奏で、ブラームスの音楽の幅広さを聞かせてくれた。同時に河村自身の音楽の幅広さを聴くことができた。


二曲目のスコットランドは名演奏だった。ヴァルチュハは河村の束縛から離れ、やっと自分自身の音楽を演奏したように聞こえる。何より協奏曲よりも活気のある指揮ぶりで、オーケストラはそれによく反応していた。指揮者は1976年スロバキア生まれの46歳。長身の長い腕を使ったダイナミックな指揮でオーケストラを鼓舞する。若々しくて聴きごたえのある音楽だった。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

みどり森 定期巡回 [植物と昆虫]

7月14日緑森の定期巡回で見つけたものをまとめた。

P7132941.jpg

オオムラサキの羽は園路上に落ちていたもの。とてもきれいな状態で落ちていたので、羽化直後にカラスなどに襲われたのではと思う。

P7132947.jpg

ヤブカンゾウはあちこちに咲いていた。ヤブカンゾウのつぼみや花はおいしく食べられるが、園内での採取は禁止。

P7132954.jpg

はじめスズメバチかと思ったがよく見ると違う。ベッコウクモバチ

P7142959.jpg

ウマノミツバ

P7142969.jpg

ギンツバメ

地域によってはレッドデータにある希少種らしい。

P7142971.jpg

オオバギボウシの花。本当に大きな葉があり、その上にきれいな花を咲かせていた。

P7142975.jpg

ずっと探していたオオバノトンボソウをやっと見ることができた。トンボに見立てられているが、気品あるランの花。

P7142989.jpg

マメコガネ

小さいのでマメコガネなのかマメ科植物が好きだからか。

P7142993.jpg

マドガ

春に見たのとは形が少し違う。

P7142997.jpg

トホシオサゾウムシ

どこがどうなっているのか?

nice!(0)  コメント(0) 

ペレアスとメリザンド [オペラ]

新国立劇場21-22年度最終演目ペレアスとメリザンド、76日の公演をみた。かなり意外な事実だが、コンサート形式でないペレアスとメリザンドは創立25年の新国立劇場で初の公演であるという。歌手がそろわない、指揮者がいない、演出がないなどあるのだろうけれど、結局は客を呼べないということなのだろうか。オペラ情報センターの日本のオペラ公演記録を見ても、オーケストラの定期公演でコンサート形式はそれなりにあるが、舞台公演は4回ほどしか見当たらない。私自身ももちろん初めての鑑賞である。ドビュッシーのピアノ曲、オーケストラ曲、室内楽、歌曲などは確認したわけではないが、コンサートで演奏が少ないという印象はない。


今回の5回の公演はこの日以外はすべてマチネー。(新国立劇場の公演は夜の公演は1回のみが多い。)今日の入りはざっと見て8割ほど。チケットぴあの各日の状況をみても売り切れはほとんどD席のみだった。今シーズン最後の、芸術監督大野和士の直々の指揮を考えてもややさみしい。


さて肝心の公演の中身だが、まず演奏についてさすがに大野の指揮、東フィルの演奏で素晴らしい音楽が鳴っていた。第一部1幕から3幕、第二部4幕、5幕合計3時間半、途切れがなく、大げさなクライマックスもないドビュッシーの音楽はうねるようにとうとうと流れていた。歌手陣についても全員素晴らしい歌唱で、特にベルナール・リヒターのペレアスが印象的だった。メリザンドのカレン・ヴルシュについては役柄から歌の力や技巧が求められるのではないので、どちらかといえば演技さらに言えばビジュアルが素晴らしかった。何度も下着姿になり、性的な演技があるので、はらはらドキドキしながら見ていた。舞台上にはメリザンドの分身の同じ衣装、体形の演技役がいるのだが、むしろその分身よりも性的な演技が多い。演出的にはどのような意味なのだろう。


今回の公演でよくも悪くも一番の注目はこの演出にあるだろう。ケイティ・ミッチェルは1964年生まれ、ヨーロッパの歌劇場で活躍してきたイギリスの女性演出家。ここ数十年のヨーロッパ風読み替え演出を進めてきた演出家なのだろう。当然メトの演出はない。このところ新国立劇場の演出は思いっきり保守的なものと現代的なものの両極端が多い。物語全体はメリザンドの夢の中の物語として描かれる。そしてメリザンドの無言の分身はメリザンドの心の中にある、あるべき自分の姿を現し、カレン・ヴルシュが演じる歌手はゴロー、ペレアス、アルケルとの男性から求められる女性の姿を現す。当然歌手の方がより露骨に性的な描写が多い。分身の方はたいてい男性の隣で静かにしている。舞台はステージのやや奥まった位置にあり、ホテルの一室と家族が食事などをする部屋と階上のバルコニーが入れ替わりで上手にあり、下手は上下をつなぐ螺旋階段がある。上手と下手で同時に演じられることは少なく、奥まった位置のさらに小さい空間で演じられる。いい意味では非常に凝縮された空間であるが、オペラ的な華やかさは全くない箱庭的空間。ただ、そこで演じられる内容は性的に刺激的なものとなっている。


ペレアスとメリザンドはアンチワーグナーの作品と言われる。確かにワーグナーの雄弁で、物語のすべてを描き出す楽劇とは正反対。主人公のメリザンドは初めから終わりまで何を言いたいのか全くとらえどころのない役だ。ドビュッシーの音楽は、とうとうと流れるがクライマックスや雄弁さは感じない。アンチワーグナー、アンチドイツは分かるが、何を言いたいかはわかりにくい音楽だ。ドイツ風のどこまでも明晰で理詰めのオペラに対するアンチテーゼとして謎の多い、聞き手の想像力を試される音楽に、今回はかなり明確なというか露骨で性的な舞台を作っている。ペレアスとメリザンドのあまりにも刺激のない、のっぺりとしたフランスのオペラに、イギリスの女性演出家が出した答えがこれなのだろう。


 ここまで書いてきてドビュッシーのとらえどころのない音楽に対して、明確なメッセージを打ち出した刺激的な考えさせる舞台であったことがわかってきた。しかし、オペラ的に見て楽しめたかというと個人的にはそうは思えない、むしろ疲れた。それもワーグナーを聴いて感じる疲れとは異質なものだった。オペラに求めるのは、照明、装置、衣装など華やかな舞台、心の底から響く名歌手の歌唱、指揮者とオーケストラ、合唱が奏でる揺るぎのない音楽だ。25年に1度でいいのかもしれない。


今回の席は本当に久しぶりにZR17番でみた。10時ちょうどにセブンイレブンに行き、取ることができた。指揮者とオーケストラに近く、舞台は見えにくい。常に右側をのぞき込む姿勢で、翌日は首が痛かった。正面の席であれば違った印象となった可能性はある。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

イチヤクソウとシャクジョウソウ、ムサシアブミ [野草]

梅雨の晴れ間の狭山丘陵で、イチヤクソウとシャクジョウソウが咲いていた。

イチヤクソウ

P6162450.jpg

P6162473.jpg

シャクジョウソウ

P6162453.jpg

イチヤクソウは半寄生植物、シャクジョウソウは葉緑素を持たない寄生植物だ。どちらも姿からは想像できないがツツジ科の植物。薄暗い森の奥にひっそりと咲いていた。

別の場所にはムサシアブミが咲いていた。

P6162438.jpg

P6162442.jpg

不思議なクモの巣を見つけた。

P6162427.jpg

はじめはクモの巣に雨滴がついているのかと思ったが、そうではないらしい。クモが作った「隠れ帯」というものらしい。

梅雨の林では他にホタルガ、トラフシジミ、シロコブゾウムシ、アカサシガメを見つけた。

P6162415.jpgP6162446.jpg

P6162424.jpg

P6162487.jpg

アカサシガメの口は恐ろしい。刺されたら大変。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

東川の畑 [家庭菜園]

東川の畑についての記録。

小玉スイカは一本だけでは結実しないことがあるので、2本を追加したが、そのうちの一本はウリハムシにやられかろうじて生きている状態。メロンも初めに植えたのはウリハムシに食われ、植えなおした。

植えなおしは行燈(アンドン)で囲ってある。写真で一番手前のスイカの1本は順調に生育している。空中栽培用のネットを張っている。

P6012108.jpg


アーティチョークの苗を植えた。買ったときにすでついていたつぼみが大きくなってきた。実は近所の畑で昨年秋にアーティチョークの花柄をもらい、4月ごろ種をまいたのだが発芽しなかった。暖かくなってもう一度播いてみたがどうなるか。

P6012099.jpg

ズッキーニは2本、カボチャは8本植えた。やはりウリハムシの被害がある。

P6012105.jpgP6012107.jpg

ウリハムシは酢と焼酎とニンニクとトウガラシを合わせたストチュウで防げるというので試しているが劇的な効果は見られない。行燈を立てるのが効果があると聞いたので、はじめ肥料袋を半分に切って40センチほどの高さにしたが、効果がなかった。あとから40センチを継ぎ足し、少し効果が出ている。とにかく苗のうちにウリハムシにやられると致命的になる。これからも害虫との戦いは続くだろう。


妻が人参、ほうれん草、水菜は種を直播きにして育てた。人参はあまりよくないがほうれん草、水菜は育っている。ただしほうれん草はすぐにとう立ちしてしまった。

P6012100.jpg

サツマイモとムラサキイモは合計10本植えてすべて活着したようだ。手前の3本がムラサキイモ。福井へ旅行中に買ったものだが大変元気。

P6012104.jpg


小手指ヶ原の畑からはニンニク、ジャガイモ、ソラマメを収穫した。

P5251909r.jpgP6012112.jpg

ジャガイモの収穫で気づいたが、小手指ヶ原の畑の土は柔らかく軽く野菜の生育に最適の土だった。それに比べると東川の畑は長年耕作されていないので固く、粘土と砂利も混ざっている。4~50センチ掘ると固い粘土層に突き当たり、支柱も通らない。何年たったらこんな土に変わるのか不安と期待が高まる。

ソラマメは2週間ほどまえから熟したものを数回収穫してビールのつまみに楽しんだ。6月1日に残りすべてを収穫し、チャーハンにいれおいしく食べた。あとはジャガイモが今回と同量程度と赤玉ねぎを収穫して小手指ヶ原の畑は終了となる。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

みどり森定期巡回 [昆虫]

6月2日、木曜日の緑の森博物館定期巡回に参加しました。ヒメザゼンソウの開花が新聞で報道され、平日にも関わらず来場者が多くにぎわっていた。ヒメザゼンソウは埼玉県では絶滅危惧種とされているが、博物館案内所すぐそばの北向きの斜面に見られる。

P5292068r.jpg

ヒメザゼンソウ以外の春の花は一段落という感じで、巡回では昆虫の観察が多かった。ヒメザゼンソウの斜面でまず見つけたのはヒゲナガハナノミとエゴツルクビオトシブミ

P6022119.JPGP6022122.JPG

続いてイトカメムシの一種、シリアゲムシ、ミスジガガンボ

P6022124.JPGP6022125.JPGP6022132.JPG

ハート形の食痕の裏にいたヒメシロモンドクガの幼虫はかなりインパクトのある外見。

P6022137.JPG

ヒゲナガサシガメ

P6022147.JPG

イチモンジカメノコハムシの幼虫は脱皮した殻を背負っている。

P6022153.JPG

成虫も同じムラサキの木にいた。

P6022156.JPG

マダラアシナガバエはハエの一種だがなんとも美しい。

P6022162.jpg

P6022166.JPG

キベリクビボソハムシ

P6022168.JPG

アオクチブトカメムシはかなり大型のカメムシ。存在感があった。

P6022172.JPG

シマサシガメは刺されると相当痛いらしい。自宅の庭でも時々見るので要注意だ。

P6022176.JPG

テングチョウ

P6022181.JPG

ダイミョウセセリは鳥の糞を舐めていた。

P6022188.jpg

コガネグモ

P6022191.JPG

大きな写真はこちらから。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

東川の畑2と小手指ヶ原の畑の様子 [畑]

東川の畑には新しくスイカとメロンの苗を植えた。

P5041294.jpg

P5041290.jpg

P5041293.jpg

P5041291.jpg

しかし翌日にはウリハムシの被害。そこで保温を兼ねてアンドンを立て効果があるという酢酸カルシウムを散布した。

P5061519.jpg

P5071570.jpg

他に自宅の庭で育てたエダマメとカボチャの苗を植え付けた。

P5071574.jpg

右側のアンドンがカボチャの苗。

P5071580.jpg

小手指ヶ原の畑では玉ねぎの葉が倒れ収穫の適期となった。

P5041283.jpg

20個ほどを収穫した。玉ねぎは現在大変な値上がりをしているのでありがたい。

P5041298.jpg

ソラマメも一時期アブラムシが大発生したが、刷毛を使った駆除とテントウムシのおかげで順調に育っている。

P5041288.jpg


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

5月5日緑森定期巡回と庭の虫 [花と虫]

5月5日の緑森定期巡回に参加した。というよりも子供の日のイベントでスタッフは忙しく、ボランティアだけで自主巡回をした。巡回ルートは西久保湿地から博物館の西の端まで行き、狭山湖周回道路から雑木林広場、案内所に戻る。

この日一番の収穫はギンリョウソウの花を見たこと。

P5051452.JPG

博物館の西の端にいたる通路の山側斜面に7,8本あった。最近の研究でギンリョウソウは果実をゴキブリが食べて、種子を含むゴキブリのフンが分布を広げていることが分かったそうだ。

案内所の近くに咲くギンランはそろそろ終花。水鳥の池のふちにはキンランもあるがほとんど終わっていた。

P5051443.JPG

クロハネシロヒゲナガは今週も見られた。

P5051438.JPG

ムシヒキアブの一種。

P5051446.jpg

この虫は今のところ分からない。

P5051435.JPG

セボシショウカイボン


ここからの写真は自宅の庭で見た昆虫。

P5051336.jpg

P5051337.jpg

ツマグロヨコバイは足をあげる体操をしていた。

P5051494.JPG

P5051374.jpg

ナナホシテントウとナミテントウはアブラムシを食べてくれる。

P5051469.jpg

ニジュウヤホシテントウはベジタリアンでジャガイモの葉に芸術的な透かしをつけてくれる。

P5041320.jpg

クロウリハムシが大発生していてこの虫はウリ以外でもミヤコワスレの花粉も好きらしい。

P5051465.jpg

同じミヤコワスレにいたこの蛾は今まで見たことがない。検索でも出てこない。

ほかにナガメ、ササグモなどが我家の庭で活動中。

P5051398.jpg

P5051356.jpg


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

春のきのこ二題 [植物]

自宅の庭の草刈りをしていたらキノコが見つかった。GoogleLenzで検索したら食用のアミガサタケと判った。

P5011234.jpg

こんなところに生えていた。

P5011238.jpg

ヨーロッパでは高級食材として流通しているらしい。春に採れるキノコは珍しいので間違いない。早速食べてみた。

P5011242.jpg

P5011244.jpg

茹でてからバター焼きにしたが味は微妙。茹でたことで味がゆで汁に出てしまったのか。次回は調理方法を改善しよう。なぜ自宅の庭に出てきたのか不思議だが、それほど珍しくはないようなので、緑森でも探して再挑戦したい。

もう一つは借りている畑に生えたキクラゲ。畑に地主さんが伐採した梅の木が置いてあり、そこに生えてきた。

P5021252.jpg

乾燥していると気づかないが、このところの雨で水分を吸って膨らんだ時に見つけた。

P5021256.jpg

きれいに洗うとこの通り。

P5011251.jpg

キクラゲとトマトの卵炒めと佃煮にしておいしく頂いた。まだ畑に植えた作物は収穫できていないが、こちらは意外な新しい畑からの収穫第一号となった。まだまだ沢山あるのでしばらくはキクラゲには不自由しないだろう。

そういえば緑森の伐採体験の時にもらってきたシイタケの榾木(ホダギ)。今は仮伏せで横向きにしてある。6月には高温に注意して日陰の風通しの良い場所に本伏せにする。早ければ今年の秋に収穫できるかもしれないがたぶん来年だろう。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

マーラーウエズンフィルハーモニー東京 [マーラー、巨人]

 4月30日マーラーウエズンフィルハーモニー東京というアマチュアオーケストラの第1回のコンサートを聴いた。プログラムはレオノーレ第三と巨人。レオノーレはマーラーの編曲版、巨人は第1楽章のあとに「花の章」が入る。場所は練馬文化センター大ホール。知人が団員になっていて紹介された。オーケストラの名前にマーラーが入っており、マーラーの交響曲全曲演奏を目指しているという。指揮は佐々木克二。

 1曲目は管のソロでミスがでてその後全体的に委縮してしまった感じ。指揮者も立て直しようがないまま終わってしまった。これでマーラー大丈夫かと思った。

 2曲目も始まりは同じような感じだったが、指揮者が上手に少しずつオケをのせていって、1楽章の後半からはすごく良くなってきた。

 1楽章の後に花の章が入る。実は去年11月のN響の定期で聴いた曲だったのだが、聴きなれた「巨人」の中に入るとおさまりが良いというよりやや違和感がある。単独で演奏した方がいいのではないか。

 4楽章はかなりの難曲と思うが、この楽章が一番良かった。ほかの楽章ではそれぞれの楽員の音楽が溶け合わない感じがあったのが、フィナーレは全員が同じ方向を見て音楽が進み、感動することができた。

 全体的に粗削りなところが多いオーケストラだったがファゴットとティンパニーは安定していた。オーボエもすごく上手なのだが、少し個性が出すぎて、浮いていた感じ。まだ新しいオケなので次回に期待したい。次回は来年3月に所沢でマーラーの6番を演奏する。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽
前の10件 | -

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。